のぼコン2017開催にあたっての想い

こんにちは、ヒローズアップ!クライミングクラブ代表 太田裕樹です。
(参加申し込みやルールなどはコチラをご覧ください。)

のぼコン2017を開催するにあたって自分が考えている事、

一つは大人になってクライミングにハマった人達のための大会が作りたかった事。大人になって、仕事や家庭もあって、時間の都合となかなか融通の効かない肉体の都合と色々な事に日々苦心しながらクライミングを頑張っている人たちが目標とし、優勝を目指せるような大会が欲しかった。

コンペをやっていない週末なんか無いぐらい大小様々なコンペが各地で開催されている中で若い頃からやっていたわけでもない、何かスポーツ経験があるわけでもない、そんな人が集って競い合う場所を作りたかった。

一つはジムの次は岩!じゃなくてジムで頑張ってコンペを目指す、そんな価値観をもっと広げたいと思ったこと。どうしても大会、コンペ、と言われると自分はそんな柄じゃないとか、もっと実力をつけてから、とか思ってしまうけれどコンペにはコンペにしかない魅力があって、それをもっと沢山の人に感じて欲しい。

他の事を全て忘れて目の前に1手、1課題に集中する。限られた時間の中で1手でも1課題でも多く登ろうとあがく時間、苦労して登った目の前の選手を応援して、自分もそれに続けと頑張って。それは何よりも楽しい時間だという事。そうして真剣に過ごした時間はそこから先の成長にきっと寄与してくれるはず。

一つは「登る」世界の広さを感じて欲しいということ。そもそもは登山からスタートしたクライミング、そしてそこから産まれたボルダリングは今は「ボルダリング」というまた別種のスポーツとしての進化を遂げ、「ボルダリング」という競技になりつつある。

ただ、「登る」という根っこの部分を共有したリードクライミングであったり、スピードクライミングであったり色々な楽しみ方があるのだということ。そして上で言ったことと矛盾するようですが、屋内だけじゃない、屋外でももちろん「登る」事が出来るという事。そうしてクライミング世界を広げ、深めるきっかけになって欲しい。

という感じで超真面目に「コンペ」というものに向かって欲しい!んですが、やっぱり大人はそれだけじゃ物足りない。頑張った自分に、その日に向けて飲み会を断り、美味しい食事を我慢して肉体を作って、精一杯頑張った自分にご褒美が欲しい!

それらを全部詰め込んだ結果
のぼれるかどうかうでだめししてそのあとみんなでビールのんじゃったりするコンペ
略して【のぼコン】となりました。
今年1回限りの大会ではなく、毎年行われる大会にしていきたいという想いから末尾に2017と付けました。

僕が世界で一番おいしいと思っているクラフトビールがその場で飲む事が出来ます。(登っている間は我慢してくださいね)そしてそのFAR YEAST BREWINGさんが現在渋谷の直営店で提供しているBao -包- (ロンドンやNYで人気のアジア版ハンバーガー的存在)もご用意していただける事になっていますので、存分に我慢してコンペに向かって下さい。その我慢は間違いなく報われます。(ビール党でない方には申し訳ありません。もちろんソフトドリンクもご用意しています)

大人大人とそちらの話ばかりで進めてしまいましたが、もちろん子どもたちにも参加してもらいたいと思っています。上のメッセージは全て子供向けに読み替えてもらえたら。

始めたばかりでただ登るのが楽しい!というレベルの子から公式戦に出場出来るようになりたい!という子までコンペってどんなものか経験して次のステップへの糧としてもらえたら嬉しいです。表彰台に立つことにこだわらず、この日のために用意された沢山の課題をお楽しみください。

ヒローズアップ!クライミングクラブ代表 太田裕樹
(参加申し込みやルールなどはコチラをご覧ください。)