少し前の話になりますが、自分がコーチをしているNPO法人モンキーマジック代表 小林幸一郎さんが2016年9月にパリで開催されたパラクライミング世界選手権B1クラスで優勝しました。おめでとうございます!
世界選手権の決勝の様子はライブで全て中継されていたので、自宅で小林さんの登りを観戦する事ができました。直前に行われたボルダリング女子の決勝から一転、シーンと静まり返った会場の中、暗転した客席とは対照的に光に照らされたクライミングウォールの中を1手ずつ着実に高度を重ねていく様子を祈るような気持ちで手のひらを汗でビショビショにしながら見守りました。
惜しくも1手とどかず完登とは行きませんでしたが、圧倒的に安定した登りで最高高度をマーク、優勝。素晴らしい登りでした。
優勝したとはいえ「完登まで1手届かなかったよー、悔しいなぁ。あそこはどうしたら良かったかなー」とか思っているんだろうなーと想像していたら、帰国後に初めて会った時、優勝の喜びよりも先に完登出来なかった悔しさの話が先に出てきて、やっぱりクライマーであるという事はそういう事なんだなーとしみじみしました。
なんの謙遜でもなくコーチとして駆け出しの自分を信頼して依頼していただき、そして結果まで出してくださった事、ありがとうございました。本当に貴重な経験をさせてもらいました。
さらに2年後の3連覇に向けて、もっともっと力強く小林さんを後押し出来るように自分も精進します。
楽しみながら、次は完登目指して頑張りましょー!
世界選手権の様子はyoutubeにアップされていますので現在も見ることが出来ます。
1時間55分頃からパラクライミングB1クラスの決勝がスタートします。
さらに小林さんの登りは2時間10分頃からです。
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